がま口ボックスの作り方

こちらのページでは、ボックス型のがま口の作り方を詳しくまとめてみました。

本格的で難しそうに見えますが、ボンドや両面テープで張り合わせて作るので、工作のような感覚で制作を進めていきます。

このようなパーツをつかいます

このようなパーツを組み合わせて作成します。
がま口の金具と、本体2つが組み合わさり出来上がります

全て組み合わせると、このような形に。

内側に収納可能な、持ち手などをつけられるカンも付いています。

ツマミがボールのような形のタイプ(長方形のボックスなど)の場合はシールで上下を示してありますので、その通りに組み合わせてご使用ください。

反対に組み合わせると、がま口の金具にぶつかって綺麗に収まらないことがあります。

形がいろいろありますが、今回は丸いタイプを使って制作を進めていきます。

それではさっそく、見ていきましょう!

使用した材料

がま口ボックス
14cmの丸いタイプ・金具の色がゴールドのものを使用しました。

  

表布
普通〜ややしっかりした厚みのある生地が向いています。
今回はしっかりとした張りのある、少し厚みのあるリネン生地にプリントが入ったものを使いました。

  

裏布
普通くらいの厚さの生地が向いています。
今回は、こちらのリネン生地をつかっています。

  

フェルト
今回は芯代わりに使いますので、あまり厚みがないタイプの、ポリエステル製のものでOK。100円ショップにあるものなど。
 

ボンド
Gクリヤーが使いやすいです。
 

1 表面にフェルトを貼る

①パーツ上部と側面に両面テープを貼る。

側面は、下4mmくらいを空けて幅8mmくらいのテープをぐるりと貼ります。

②フェルトを貼る。
まず上部を固定して、次に側面4箇所くらいを形になじませるように貼る。

③残りの箇所をなじませる。
シワが寄らないよう、少しのばしながら貼ると綺麗に仕上がります。

④フェルトの余分をぐるりとカットする。

2 表布を貼る

①フェルトを貼ったパーツの側面に上から両面テープを貼る。
側面は下からフェルトをカバーするように貼り、幅は1cm前後が良い。
途切れている部分にも同じように貼っておく。

注・使用する生地や両面テープの種類によってはテープの糊でシミができることがあります。不安な場合はテープを使用する面積を少なくするなど、十分に注意された上で作成されてください。

②表地を貼る。
フェルト貼付時と同じ方法で、上部→側面4箇所→残りの順番で、布を手でなじませながら貼る。

③周囲の余分をカットする。

④凹み部分も、他部分と同じくらいの高さにカットしておく。

3 裏布を貼る

今回は裏布が薄かったため、底にクッション代わりに丸くカットしたフェルトを貼りました。
生地の厚みや質感、どのように仕上げたいかによって、付けるかどうかを決めます。

①底と側面上部に両面テープを貼る。

注・使用する生地や両面テープの種類によってはテープの糊でシミができることがあります。不安な場合はテープを使用する面積を少なくするなど、十分に注意された上で作成されてください。

②裏布を貼る。
まず、底部分を固定する。

③次に、側面4箇所を貼る。

側面を貼るは、生地が角まで綺麗にいきわたるよう、指先でなじませながら貼る。

④残りの部分を、しわにならないよう気を付けながら貼る。周囲の余分をカットしておく。

パーツに装着して確認してみよう

ここで、金具を装着して仕上がりを確認するとよいです。

溝に入らない場合は、生地が厚すぎる、布を貼る際に折り目やシワができ、厚みがでてしまっている、などの原因が考えられます。問題ない場合は次の行程に進みます。

4 組み立てる

①金具の溝にボンドを入れる。(ここでは、 ロックボンドを使用)
ようじでボンドを伸ばしながら塗る。表面を少し乾かす。

ボンドはたくさん入れる必要はなく、また無理に全体に行き渡らせなくても固定することができます。溝のところどころにボンドがはいっていればOK。
また、塗ってすぐに次の行程に進むのではなく、表面が指に付かないくらいの半乾きにすることで作業がしやすくなります。
ボンドを入れすぎると綺麗に仕上がらないので注意が必要。

②金具をはめる。
ボンドの表面が少し乾いて定着してきたところで、金具を取り付ける。

入れにくい場合は、上部→下部と少しづつ取り付けるとよいです。
布がはみ出してくる場合は、目打ちなどで中に押し込む。前工程でボンドを入れすぎていると、ここであふれてくるので注意。

同じパーツを両側につけて、完成!

はみ出したボンドの跡が気になる場合、時間が経っていなければ擦ると取れることが多いです。 取れないものは、ようじの先に同じボンドをつけ少し乾かし、半乾きになった部分で絡め取ると取れる場合があります。

おつかれさまでした!

(2015.04.08 Mayuka Morimoto)