がま口を作ってみよう|型紙・材料・口金の付け方を解説

がま口金具を使ったがま口制作の手順をご紹介します。

今回の制作では、プラスチック製がま口を使用しておりますが、金属製のがま口の場合も作り方は同じです。

完成したマトリョーシカ柄のがま口を持つぬいぐるみ
はむさん(森本)
どのように布が固定されているのか、とても不思議に見えますが、ボンドと紙紐だけをつかって固定しています。

縫い付けタイプのがま口に布を縫い付ける様子

穴の空いた、縫い付けるタイプのがま口の作り方はこちらからどうぞ。

がま口を作ってみよう|型紙・材料・口金の付け方を解説

材料と準備

がま口のパターンについて

作業の前に確認しておきたいこと

1、がま口の袋布をつくる

口金に合わせて袋布をつくります。

2、がま口の金具を付ける

紙紐を使い、がま口の取り付けをします。

3、表側を整える

表側を整え、仕上げをします。

Finish!!

仕上げのポイントまとめ

Materials -材料-

用意するもの

表布

普通〜厚手の生地が作りやすいです。
今回は大きな柄の入ったコーデュロイ生地を使用しています。 大きな柄が入ったものは、柄が最大限に綺麗に見えるように配置・裁断にも気をつけてみましょう。

マトリョーシカ柄の表布とがま口の型紙
裏布

シーツやナプキンのような質感の、厚すぎないコットンシーチングを使用。

白いコットンシーチングの裏布
がま口金具

レトロなミニサイズのプラがま口を使用しています。
金属製のがま口でも同じように作成可能です。

マトリョーシカ柄のがま口に付けたプラスチック製口金
プラスチック製のがま口金具 (販売終了)
紙ひも
がま口の溝に合った太さの紙紐をご用意ください。
荷造りをするときに使うようなものでOKです。

紙紐の太さの合わせ方はこちらをご覧ください。

太さを比較した3本の紙ひも
紙ひものサイズを調節する
ボンドとつまようじ

木工用ボンドでもしっかりつけることがで、扱いやすいのでおすすめです。

そのほか、少し扱いにくくなりますが、Gクリヤやロックボンドでも接着可能です。

細い溝に塗る際に、爪楊枝などの細いものやボンドを取る紙があると便利です。

木工用ボンド
木工用ボンド
ペーパーの上に置いたつまようじ
つまようじとペーパー
手芸用接着剤ロックボンド
ロックボンド 販売ページ
透明接着剤Gクリヤ
Gクリヤ
目打ち

がま口の溝に紙紐を押し込むために使用します。

木製の持ち手が付いた目打ち
布ぶきんと水入れ

ふきんを濡らして用意しておくとはみ出したボンドを拭き取るのに便利です。

水を入れた器と布ぶきん

がま口のパターンについて

マトリョーシカ柄の生地に置いたがま口の型紙

型紙は、がま口の型紙に合わせて作られたものを用意します。

当方のショップで扱っているがま口には全て無料パターンが付いていますが、パターンがない場合はこちらの作り方を参考にされてください。

がま口 型紙の作り方

1. がま口の袋布をつくる

型紙を置いたマトリョーシカ柄の表布

①今回は、マトリョーシカの柄を生かしたデザインを作ります。
付属の無料パターンを使って進めます。
柄がバランス良く入るように、型紙を少し長く変えてみました。
付属の型紙に約3cm追加しています。

裁断したマトリョーシカ柄の表布と無地の裏布

②表布分、裏布分の生地を裁断します。

縫い合わせた表袋布と裏袋布

③裁断した表布・裏布をそれぞれ中表に合わせて縫い合わせておきます。

表布・裏布分、同じものが2つ出来上がるようになります。

袋布の縫い止まりを示す矢印

④縫い合わせる時は必ず縫い止まりまでを縫い、それより上は縫わないようにしましょう。

上まで縫ってしまうと、後で組み立てることができなくなってしまうためで、どのデザインにも共通のポイントになります。

表袋布と裏袋布を重ねて口を縫う手順図

⑤表袋布・裏袋布を組み合わせて、がま口をつけられる状態にしておきます。

今回は、口を切りっぱなしのまま、2枚重ねてなみ縫いで縫い合わせておく方法で進めます。

口部分を切りっぱなしで縫い合わせた袋布

このような状態になりました。
先が切りっぱなしですが、ここに金具がつくかたちになります。

切りっぱなし以外の方法…薄手の生地で作る場合に

口部分の縫い代をきりっぱなしにせず、内側に処理する方法もあります。

薄手の素材や、ほつれやすい生地などの場合はこちらの方法がおすすめです。

この方法で進めると縫い代が重なって厚みができ、口金に押し込みにくくなることがありますので、素材によって使い分けると良いです。

薄手生地の口部分を内側に処理する手順図

2. がま口の金具を付ける

がま口金具の溝に塗った木工用ボンド

①いよいよがま口の取り付けをしていきます。

がま口の溝に、ボンドを入れます。
写真くらいの量を目安に、入れすぎないようにすると作業がしやすいです。

写真では紙紐の切れ端を使って塗っていますが、ようじなどを使用してもOK。

目打ちで袋布をがま口金具の溝へ入れる様子

②がま口本体の口部分を、目打ちを使ってがま口の溝に差し込みます。

入れようとしても反対側が外れてきたりしますが、この段階では本体とがま口の大きさが合っているか、中心と端の位置が合っているかを確認しながら進めれば大丈夫。

袋布を汚さないように気をつけながら進めましょう。

がま口金具の端から紙ひもを押し込む様子

③大きさやバランスを確認できたら、裏に返して右端から目打ちをつかって紙ひもを埋め込んで固定していきます。

布が外れてこないように気をつけながら、しっかりと一番奥まで押し込んでください。

目打ちで紙ひもを金具の溝へ押し込む様子

④紙紐を入れている所です。
外れてきそうになりますが、端から確実に、ゆっくり進めていきましょう。

けがには十分注意しながら進めてください。

はむさん(森本)

紙ひもを埋め込む段階では、袋布全体が外れてきやすいです。

写真のような感じになってしまっても大丈夫!

外れてきた部分にボンドを足しながら、元に戻しつつ紙ひもで固定していきましょう。

金具から外れた袋布を紙ひもで固定する様子

何度入れてもしっかり固定されない…😢という場合は、溝に対して紙紐の太さが合っていないのかもしれません。

紙紐の太さの調節の仕方もご参考にされてくださいね!

紙ひものサイズを調節する

3. 表側を整える

目打ちで口金に入れた布の位置を整える様子

①全て固定し終わったら、表側から布の位置・ツレなどを確認し、目打ちで直していきます。

ここで中心や両端がバランス良く入っていると形が綺麗に出ますので、ボンドが乾く前に丁寧に直しておきましょう。

がま口のほつれやすい端を示す矢印

②矢印の部分がほつれやすいので、ここにボンドやほつれ止めを塗っておくとしっかりと仕上がります。

はむさん(森本)

がま口の金具にボンドが付いても後で拭き取ることができますが、布の本体に付くとシミになってしまうので注意して作業しましょう!

写真のようにがま口にボンドが付いて汚れた場合は、木工用ボンドであれば濡らした布ぶきんでふき取ることができます。

がま口金具に付着した木工用ボンド

Final Step

できあがりました!

完成したマトリョーシカ柄のがま口を持つぬいぐるみ
はむさん(森本)

ちょっとハードルが高いかな?と思ってしまうがま口ですが、いくつかつくってみると仕組みがわかり、しっかりと仕上げることができるようになるはずです。

ちょっとしたハギレでもつくれますので、ぜひお気に入りの布を使って、普段の生活で使って楽しんでください ദᵕ̈૩♡

(2009.10.17 Mayuka Morimoto)

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