生地の下準備(地直し、水通し)について考えてみる

くまぼぅさん

布の地直しについてまとめてみました。
地直しにはいろいろな方法があり、どうしたらよいか迷う方も多いのではないでしょうか。

地直しは、必ずしも必要なことではなく、必要に応じて取り入れるかたちで大丈夫です。
近頃の生地は質が良いものがおおく、縮んだり色落ちしたり…が昔に比べて少なくなったように思います。

こちらでは、2種類の方法をまとめてみました!

1、布の裏面からスチームアイロンをかける

手軽で、オールマイティに使えるおススメの方法です。
布の裏面から、(できれば中表[注:1]に2枚重ねにして)布目に沿ってたっぷりスチームでアイロンをかけます。
頻繁に洗濯しないものであれば、この方法で十分です。

[注:1]布の表同士がくっつくように合わせること

この方法におすすめなのは…
ほとんど洗わないもの、布そのままの質感をいかいしたい作品

2、水通しし、乾かす

収縮率の高い布や、衣料などよく洗う必要があるものに適した方法です。
布の質感や色合い、表面が、多少変化しますので、注意が必要です。
わざと洗いをかけて、雰囲気を出したものもあります。

この方法におすすめなのは…
良く洗うものや、洗いざらした雰囲気を出したい作品

ぼくが作ると…なんか変。よれっとしてるし。。
レシピ通りなのになんで???

「ちょっとしたポイントをつかむと、
キレイに仕上がるようになるんだよ」

そうなんだ~。
まずは地づめ・地直しから覚えよう!

まずは、1の方法。

スチームアイロンをかける。中表に重ねて、
温度は、コットン=180度を目安にかけてみよう。

お次は、別の布を用意して2の方法。
こちらには、水通ししてみました。
布をできるだけ大きくたたんで、
水に2~3時間浸します。

どんな違いが出てくるか、楽しみ!

次に、布を広げて、陰干しします。
けっこう手間もかかるね。

結果は・・・?
やっぱり、水通しが一番縮みました!
スチームアイロンは、水通しの半分くらいの縮み具合です。
写真では分かりにくいのですが、
水通しとスチームアイロンだと見た目や質感にも違いが出ました。

くまぼぅさん

水通しは、ちょっと厚みがでて、表面もざらっとしてます。
スチームアイロンは、布そのままの質感でした。

デザインによって、方法を変える必要がありそうだね!

(2007.03.13 Mayuka Morimoto)


ショップ開店当時、くまさんのぬいぐるみ(くまぼぅ店長といいます)を使ってブログ記事を書いていました(懐)2007年っていうのに時の流れを感じます…

今はちょっと忙しく、ここまで凝ったことができないかもしれませんが、仕事の合間に当時の記事を元に内容を濃くして編集し直し、少しづつご紹介していきたいと思っています。
次回もお楽しみにー(◜ω◝)