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ブローチ台・コンパクト小物の芯を使って作ってみよう

ブローチ台やコンパクト小物には布で包むことができる専用の芯がついているものがあります。

このページでは、こちらを使った制作方法をまとめてみました。

①包みたい布に縫い代を1cmくらいつけて周囲をカット。

5mmくらい内側をぐるりと縫う。

だいぶ縫い進めてきました!

③縫い終わったら糸は切らずにそのままにしておく。

④中央にアルミ芯をおく。

⑤糸を引いて絞る。

⑥玉止めをする。


⑦薄くボンドをつけ、セッティングに貼り付けて完成。

パーツが台座に収まらない場合

生地の厚みとのバランスがちょうど良いと、このように台座にピッタリと入りますが、しっかり入らず少しだけはみ出してしまうことがあります。そんなときは…

パーツの下側が台座のフチに乗るようにセットします。乗る部分にも少量のボンドをつけます。

パーツの下部分がフチに乗った数ミリ分上になるので、刺繍面の収まりがよく仕上がります。

この方法で仕上げたものの収まりが悪い、素材が特殊でパーツがかなりはみ出してしまう場合は、ご自身で台紙をつくるのがおすすめです!

専用の芯がない場合は?

芯がない場合や、生地に厚みがありセッティングに入らない場合膨らみ具合を好みの厚さにしたい場合は、自分で台紙を作って仕上げることもできます。

くまぼぅさん

手軽にブローチを作れるパーツは嬉しい!
僕は作って入れようとしたら、台座からはみ出してガッカリしていましたが、下部分を浮かせて固定する方法でキレイに仕上がりました😃

生地の厚み一つで仕上がりがかなり変わってきますが、色々な対応方法がありますので試してみてくださいね!

ミニ刺繍枠をつかって

こちらのページでは、ミニ刺繍枠の使い方をご紹介します。

(写真の作品:50mmサイズを使用)

小さいですが、普通の刺繍枠のように使うことができ、お気に入りの布をそのままアクセサリーや壁掛けなどに使うことができます。

いろいろな形がありますが、使い方はおなじです。

枠と大小それぞれの底板、ネジのセットです。
枠に焼き色がついており、色移りすることがあるので、使用前に軽く内側を拭いておくと良いです。
中板を外した枠のみの状態だと非常に繊細で壊れやすいので、気をつけながら作業してください。

–今回使った材料–

ミニ刺繍枠

5cmサイズのものを使いました。

表地

今回はイラストを描いた生地を用意しました。

そのほか刺繍布、思い入れのある布などお好きなものをチャームに加工することができます。

丈夫な丸カン

8mmサイズのものを3つ使いました。

ミニドライバー

ねじを締めるのにちょうど良い、小さめサイズをご用意ください。

ボンド

木工用ボンドなどをご用意ください。
ショップでは、アクセサリー用ロックボンドをご用意しています。

キーホルダー等の金具

キーホルダーやチャームに加工するための金具をご用意ください。
今回は、フラワーナスカンを使ってみました。

では、早速作ってみましょう!

①納めたい布は、小さい方の中板より、大体1cmくらい大きくカットしておきます。

このような感じで、大体で良いです。

②納めたい布の周囲にぐし縫いを入れます。

③裏側で糸を引き締めると綺麗に収まります。

④刺繍枠に入れて、ネジで止めます。

⑤間に丸カンを挟んでおくと、紐や金具を通すことができて便利です。

⑥裏面の布を整え内側に入れ、上からボンドで大きい底板を貼りつけます。

⑦アクセサリーやチャームに加工してみましょう。丸カンは一つだけですと金具が通しにくいことがあるので、画像のように2−3個繋いでおくと良いです。
フラワーナスカンを付けてみました。

細長いものを表に返す〜シュシュを作ってみる

くまぼぅさん

みなさんは、細長いバッグの持ち手や共布でヒモを作りたい場合、どんなふうに表に返していますか?

ぼくは無理やりひっくり返そうとして縫い目が解けてしまったり、ひっくり返すのを諦めて折り畳んだものにステッチを入れて持ち手にしています…(;o;)

でも、デザイン的にひっくり返してステッチの入らない細い紐にしたい時ってありませんか?

今回はシュシュを作りながら、細長いものをスルッと表に返す方法を考えてみましょう!

–使用した材料–

表地

リバティープリントを使用しました。
やや薄手の生地ですが、コシがありしっかりとした質感です。たまってしまったハギレの活用もおすすめです。

ボタンつけ糸などの丈夫な糸

表に返すときに使います。
今回はキンカメ強い糸を使いました。

ウーリーゴム

太めのしっかりしたものをご用意ください。
今回は画像のものを使っていますが、平ゴムでも大丈夫です。

生地の裁断サイズについて

こちらのサイズに生地をカットして準備しましょう

あかい方44.5cm×8cm
ブルーグレーの方50cm×10cm

 

1 縫い合わせる

①生地を裏面に返して、端を07.~1cmくらいアイロンで折っておく。

②中表(中で表同士がくっつくように)の状態で、ふたつ折りにしておく。
合わせた端をピンなどで押さえておくと縫いやすいです。

③端をミシンや手縫いで縫い、筒状にします。縫い代幅は、0.7~1cmがおすすめ。

①生地を裏面に返して、端を07.~1cmくらいアイロンで折っておく。

②中表(中で表同士がくっつくように)の状態で、ふたつ折りにしておく。
合わせた端をピンなどで押さえておくと縫いやすいです。

④縫い終わったら、縫い目のところを折り写真のようにアイロンがけしておく。
表に返したとき整えやすくなります。
二つ折りにした「わ」の部分は、出来るだけ折り目がつかないようにかけてみましょう。

イベント販売用などに量産してみよう!!

ミシンで沢山作る場合は、糸を切らず、そのまま続けて縫うと素早く作業できます。両パーツの端にしっかり返し縫いを入れて、続けて縫って下さい。

続けて縫った後は、つなぎ目をカット。糸ごみも出ません。
返し縫いや本体を切ってしまわないように注意しましょう。

2 表にかえす

①丈夫な糸2本どりを、約30cm強の長さで準備し、このように縫い代の端に縫ってしっかりつける。

②針を頭のほうから筒の中に入れる。

③針の頭を先頭にして、筒の中をいもむしのようにすすめる。

④針の頭を反対側から出したところ。

そのまま糸を引くと、中がするすると引き出てきます!細長くて作りにくい、共布の紐なども作ることができます。

3 シュシュの形に仕上げる

①アイロンで整えた後、ゴムを通す。

最初にアイロンで折った方が上になるように、反対側を中に入れ込む。

③つなぎ目をぐるりとまつる。

Finish!!

無事に完成!!
飾りなどもつけてみました。

くまぼぅさん

この方法だと、とても細い紐なども作ることができますね!
糸を使うとは驚きです。

早くたくさん作りたい時は、量産する縫い方も便利そう。
僕もさっそく、たくさん作って練習してみたいと思います〜!

(2012.03.02 Mayuka Morimoto)

キューブ型布製小物入れの作り方

今回は、いくつあっても便利な布製小物入れの作り方をご紹介します。
サンプルのように生地を配色にしたり、ワンポイント刺繍を入れたりしても映えそうですね!

どちらも同じような作り方で作ることができますが、今回はこちらの小さいサイズの方を作りながら説明します。

大きい小物入れの裁断サイズも掲載していますので、ご参考にされてくださいね。

使用した材料

生地
表布・裏布ともに普通〜厚手の生地が適しています。
今回は普通のシーツやバンダナくらいの厚みの、ごく普通のシーチングプリントを使っています。

縫い代について:今回のレシピは縫い代5mmで進めています。
自分の好きな縫い代幅に変える場合は、5mm~10mmがおすすめです。

1 生地をキューブ型に組み合わせる

①生地2種類を同じ大きさにカットし、全ての辺の中央に印を付けておく。
2枚全て付けると、全部で8か所になります。
赤いペンでぽちっと付けておきました。

②生地を中表に合わせ、写真のように2枚の布の長い方の辺と短い方の辺を中央で印どおり合わせてピンで留めておく。

中表=生地2枚の表が中で合わさるように重ねること。

③長い方の辺の角に当たる場所に切り込みを入れる。

写真の位置に4mmくらいの切り込みをいれてください。
写真のように生地2枚を合わせ位置を確認しながら、縫い代分を控えて切り込みを入れます。
全ての角に入れるので、全部で8か所入ります。

④切り込みを入れた後、角をそれぞれこのようにピンで留めておく。

辺を全て合わせると、このようなキューブ型になります。

2 縫い合わせる

①ピンで合わせた部分を、縫い代5mmで縫い合わせる。
どこの辺でもよいので、角の部分を避けて3~5cmくらいの返し口を作っておく。(縫わずに空けておく)

角をきれいに仕上げてみよう

角の部分は、①で一回返し縫をして糸を切り、②からまたスタートの順番で縫うと縫いやすい。

①と②の縫い目が繋がらず、切れて間があいていても大丈夫。

縫い終わったあと角の部分にようじで少量ボンドをつけておくと、ほつれ防止になります。

たくさんつけすぎると表に響きますので気をつけてください。

3 ボックス型に形を整える

①表に返す前の準備。
アイロンで全ての縫い代を一定方向に折っておくと、返したあと整えやすい。

②返し口から中身を引き出し、表に返す。

③角の部分を目打ちできれいに出し、形を整える。
角を出しすぎないように注意してください。

④返し口をまつる。

⑤アイロンをかけながらトレイの形に整える。

Finish!!

トレイの口部分に、ぐるりとステッチを入れたら完成です!

大きな小物入れの方は、このような感じになります。このままでも使うことができますが…

大きな小物入れの方の口を折り返して、飾りボタンをつけてみました。こうすることで補強になり、形くずれを防ぐ事ができます!

(2012.04.28 Mayuka Morimoto)

MIYUKIビーズ×Mayuka Morimoto 動物刺繍コラボキット Part 2

ビーズメーカーのMIYUKIさんから、わたくし監修の刺繍キット第二弾が発売になりました!

全4種類、ビーズをふんだんに使った可愛い小物を作ることができます。

出来上がった後、いつもそばに置きたくなる。
そんな小物になるようにデザインしました。

Japan Hobby show 2023

こちらは2023年4月27・28・29日に開催された、日本ホビーショーでのMIYUKIさんブースでのディスプレイの模様です。
作品現物も展示していただいてますね✨

簡単 ポケットティシュケースの作り方

今回は、はじめてさんにも作りやすい、基本のティシュケースの作り方をレポートします!

裏布なしで、作りやすいレシピを考えてみました。

縫い代はぼそぼそにならないように工夫していますので、イベントでの販売やちょっとしたプレゼントにもぜひ。

細かいところまで分かりやすく説明を入れてみましたので、ハンドメイドしみたいけれど、何から始めていいかわからない…そんな方にも、ぜひチャレンジしてみてほしいです。

今回のレシピは、裏布が付かない1枚仕立てになっています。
1枚仕立ては、良い素材や、厚みがある素材、裏面がきれいな素材に良く合う仕様です。

裏布が付かないので、ごわごわせず、すっきりと仕上がるのが特徴です。

–使用した材料–

表地

生地を15×22cmにカットして準備します。
制作に向いている生地は、普通~厚手の生地で、透け感のないものを選ぶとよいです。透け感があると、ティシュが透けてしまい、見た目が良くありません。

レースなどの装飾用パーツ

お好みでご用意ください。
柄を生かしてシンプルに作るのも良いですね。
今回は、お店のモチーフレースやチャームを使ってみました。

生地は、こちらのサイズにカットして準備しましょう。

1 入れ口を三つ折りミシンで処理する

①生地の15cmにカットした部分がティシュの入れ口になります。
生地の裏面を上にして、この部分を約7mmの3つ折りにし、ミシンか手縫いで縫います。

②縫い終わったところ。
両端とも縫っておきましょう。

三つ折り端ミシンについては、こちらに詳しくまとめてみました。

2 端を袋縫いにする

①生地の表面を出し、写真のように生地をたたんでおきます。

②端から3-5mmのところを縫います。両端とも縫いましょう。

③縫い終わったら裏に返します。

どうもキレイに整わない、という方は「縫った後、キレイに返す方法」も参考にされてください。

④アイロンで整え、端から7mmのところを縫います。

表に返してアイロンで整えれば、基本の形の完成です!

おまけ:飾りをつけてみよう

①今回は、モチーフレースで飾り付けをしてみました。
レースはところどころをまつって縫いつけます。

②デコ用ボンドでデコストーンなども付けてみました。

Finish!!

飾り付けをしたティシュケースが完成しました!
飾り付けなしのシンプルタイプも素敵です。
作りやすいレシピですので、ぜひご活用くださいね。

(2013.08.06 Mayuka Morimoto)

縫い終わった後、キレイに表に返す

くまぼぅさん

みなさん、こんにちは!
今回は、布小物をきれいに仕上げるための、仕上げの方法をまとめてみました。
四角い角などを縫って表に返す時、うまく返せなかったり、返してもヨレヨレしてきちんとならなかった経験はありませんか?
…ぼくはあります 笑

ちょっとした方法を知っておくことで、仕上がりが格段に綺麗になりますよ。

それではさっそく始めてみましょう!

コースターを縫って表に返してみる

①コースターの布2枚を中表に合わせて、周囲を縫い合わせてみました。
まずは全体にアイロンをかけてかるく整えます。

②角の部分に、このようにアイロンをかけて折ります。

③4箇所とも折り目を入れました。

④いよいよ、表に返します。
まず、1箇所目の角を折り目の通りに親指で押さえます。

⑤押さえたまま、ぐっと押し込みます。
続けて同じように1箇所づつ、4箇所全てを折り目の通り押さえて押し込んでおきます。
ひっくり返す前に、一つ一つ、折りたたんだ状態で押し込んでおくのがポイントになります。

⑥表に返しましたら、一つ一つの角を整えていきます。
この時点ではまだ少し歪んでいるはずですので、目打ちや針の先で中身を引き出して、綺麗な角になるように形を整えて完成です。

写真に2枚のコースターが写っていますが、上の方はキレイに折り目を入れて整えたもの、下は折り目を入れず、目打ちのみで整えたものです。
下の方は、少し厚ぼったくなっていますね。

ちょっとした違いなのですが、基本に忠実に、丁寧に工程を進めることで、出来上がった時の全体の印象は大きく変わってきます。

お仕立ての仕上がりをアップさせたいけれどどうするべきか?という疑問をよくいただくのですが、出来上がりというのはこういった小さな仕上がりの集合体になるわけですので、一つ一つを確実に仕上げていくことが、良い感じの仕上がりにつながっていくわけですね!!

くまぼぅさん

どうでしたか?
一箇所一箇所はほんとうに小さな違い、えっ?このくらいの違いに一体何が?という感じですが、全ての個所をていねいに作業していくことで、全体の印象が大きく変わるということに気がつきました。
よく考えると、作品というのは小さな作業の集合体ですよね。
見た目の良さをアップさせるには、丁寧な作業の集合体になるようにしていくことが、大切なようです!なるほどっ。

(2007.04.05 Mayuka Morimoto)

簡単なネックウォーマー スヌードの作り方

みなさんこんにちは!
今回は特別編ということで、こちらのあったかネックウォーマーの作り方をご紹介します。

シンプルな小物ではありますが、お好きな柄の生地で作ると身につける度に嬉しい気持ちになれそうです。

この作り方を最初に編集した頃(2014年)はこういったボア生地もまだ珍しく、見つけるのも少し大変だったのですが、この頃は色々な柄はもちろん、毛足の長さなどもたくさんの種類が見られるようになりました。

オリジナルプリントのボア生地を作ることができるサイトもありますので、好きなプリント生地を作ったりすることもでき、当時に比べてほんとうにすごい時代になったなぁ…と感心しきりです。

…あっ、作り方から話が少し逸れてしまいましたね 笑
それでは作り方の説明に入りたいと思います!

使用するボア生地に関しては、最初にすこし触れましたので省略したいと思います。
ご自分のお気に入り柄を探して、準備されてくださいね。

生地の裁断サイズと首周りのゆとり

ゆったりサイズ長さ50~53cm×幅73cm
ミディアムサイズ長さ50~53cm×幅65cm
フィットサイズ長さ50~53cm×幅62cm

サンプルはゆったりサイズで作成しました

今回は1枚の布で作っていますが、柄違い生地2枚を縫い合わせて上記のサイズにして準備すると、表裏別の柄・素材のリバーシブルで作成することも可能です。

さっそく作ってみましょう!

①生地を中表に折り、端を手縫いで縫い合わせる。

中表=生地2枚の表が中で合わさるように重ねること。

ふわふわした生地を縫う際は、一針1cmを目安にざっくりした縫い目でよいです。

糸を引きすぎて生地を縮ませないよう、ゆとりを持たせて引きましょう。

ずれやすいので、縫い始めの部分を2回ほど返して縫っておくと、しっかり留まります。

②縫い終わったら、縫い目を真ん中にして形を整える。

③そのままの状態でひっくり返す。

④写真のように上の布だけを中央に寄せ、赤○の部分を合わせる。

赤丸部分を合わせると、このような形になります!

⑤合わせた部分を縫い合わせる。

段差になっている継ぎ目部分を合わせて縫い始めると、仕上がりがきれいです。

⑥ピンクの矢印部分から布を引き出しながら、順次縫い進めていく。

⑦ぐるりと縫い終わったら、返し口を6~7cmあけてそこから中身を引き出す。
縫い終わったところにしっかり返し縫をしておくと、作業がしやすいです。

⑧全て中身を引き出したあと、形を整えて返し口をまつる。
はしごのように布を互い違いに拾いながら、口を閉じましょう。

思ったより簡単に作ることができました!

まだまだ寒い日が続きそうですので、このネックウォーマーであたたかく乗り越えたいですね❄️

今回もお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

(2014.01.20 Mayuka Morimoto)

ボックスティッシュケースの作り方

今回は、こちらのボックスティッシュケースです。
サンプルはスカラップ生地を活かしたデザインで進めていますが、普通の生地でも作ることができます。

スカラップ生地とは、端に刺繍が入ったほつれないようになっている生地です。
スカラップ生地以外でも、ご自分の作りたい生地に合わせて作れるよう、作り方をまとめてありますので、参考にされてください。

作り方がわかるとアレンジもしやすく、とても重宝する保存版レシピです。
それではさっそく、見ていきましょう!

使用した材料

  • 表布
    今回は端がスカラップになっているタイプの生地を使ってみました。普通の生地でも作ることができ、そちらの方が作りやすいです。
     
  • 裏布
    今回は表地と同じような質感の、コットンシーチングを使用。
     
  • パイピング布
    市販のものを用意しても良いですし、余り布をパイピング布にする方法も。
     
  • マジックテープ
    2.5cm幅を4cmにカットしたものを2セット準備して下さい。
     

1 それぞれのパーツをつくる

①1、まず、表布になるスカラップ生地の中央を縫い合わせて、アイロンで整えておきます。

②裏布は、端を縫い代分(7mm)アイロンで折り、表布に重ねて端を縫っておきます。

縫い終わったところです。

スカラップ以外の生地を使いたい場合

スカラップ布以外を使う場合は、もっと簡単です。②の工程の時に、2枚重ねて縫い合わせ、図のようにします。
「2枚重ねて縫い合わせる」というのは①の工程の時のように、普通に縫い合わせるイメージです。


③次にサイド布を中表に合わせて縫い合わせます。

④折って整え、上部にステッチ入れておきます。同じパーツを2つ作っておきましょう。

2 パーツを組み立てる

①本体とサイド布を合わせていきます。パターンに指示してある箇所にサイド布をピンで留めます。

②ひっくり返して、角に4-5mmの切り込みをいれ、形を合わせます。

角2箇所を合わせて、しつけで止めたところ。

③周りをしつけで止めて、7mmのパイピングで処理します。
パイピングのやり方はこちらから
このパイピングは、表からあまり見えませんので少しくらいずれても大丈夫。練習を兼ねて気楽にいきましょう!

④4角にマジックテープを縫い付けて完成です。

少し複雑な工程もありましたが、やっと完成です。
お付き合いいただきましてありがとうございました!

ボックスティッシュを入れて、マジックテープで留めて使います。
お好きな生地で作って、楽しんでくださいね。

(2017.05.06 Mayuka Morimoto)

パイピングにチャレンジしてみよう

くまぼぅさん

今回は、ぼくも大好きな仕様の、パイピングの方法を説明します!

このような感じで、縁の縫い代を包んで処理する方法です。
布製品によく使われる仕様ですね。

見た目にも上品な仕上がりになります。

今回は、この部分のパイピングをしながら説明していきます

縫い代の幅は7mmです。
太すぎず細すぎず、個人的には一番キレイに見える幅だと思うので、オススメします!

使用した材料

  • パイピング布
    シーツやコットンシャツくらいの厚みのシーチングを用意しました。やや作業しにくくなりますが、ちょっと薄手の生地でもOK。
    パイピング布を作るところから説明をしていますが、よく分からないな、という場合は市販のパイピングテープを用意すると良いです。
     

1 パイピング布を作る

まず、パイピング布を作ります。好きな布で作ってみましょう!

①幅3cm、斜め45度の角度で、写真のように取っていきます。

角度は、神経質にならず、大体45度位でOK。
余った共布で作りたい場合は角度をすこし変えるだけでたくさん取れる場合もありますし、パイピング布に柄が入っている場合は、そちらに合わせて角度を決めた方が良い場合もあります。
長さは、包む部分より少し長めに作っておくと安心です。

②テープが出来上がったら、端を5mm位アイロンで折っておきます。

テープは長めに作って、作りながら長さを調節しよう!

テープの長さは最初に調節してしまわず、縫いながら長さを見て写真のように指で折り目をつけ、丁度良い長さにカットするのがおすすめ。

先に長さを測って調節してしまうと、テープが伸びやすいのでぴったりに収めるのが難しいです。

2 パイピング布で包む

①パイピングで包む部分に、まず写真のように取り付けて、7mmのところをぐるりと縫います。赤丸のカーブの部分は、少し伸ばし気味にして自然に沿わせます。

パイピングテープはバイアス方向なので伸ばしやすく、カーブに沿わせることができます。
逆に変形しやすいですので、直線部分は伸ばさないように気をつけながら縫ってくださいね。

②縫い終わったら、このようにくるっと包んでアイロンで整えていきます。
写真のこちら側が、表になります。

カーブ部分もキレイになじませてみてください。

③縫い代部分は写真のように折って整えて、包んでください。

④折って包み終わったら、シルクピンで止めておくと作業しやすいです。

⑤アイロンで縫い代を整え包んだら、表側から写真のようにぐるりと縫います。

ステッチを綺麗に入れるのが難しいですが、慣れないうちはミシンをゆっくりにして、少しづつ縫ってみてください。

無事に仕上がりました!大体の流れは分かりましたか?
こちらは、ボックスティシュケースを作っている途中になります。
こちらに作り方を掲載しています。

くまぼぅさん

ご自分でお好きな布を使ってパイピングテープを作ると、デザインの幅が広がりとても楽しいです。

最後にパイピングテープを縫いとめるステッチが難しいのですが、是非練習してコツを掴んでマスターして欲しい仕様です(^-^)/

(2016.05.11 Mayuka Morimoto)