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From Sketch to Stitch: Mice and Marshmallows Embroidery

マウスたちとマシュマロ、焚き火を囲む夜の情景を刺繍した作品です。

最初の下書きから、マウスや枝、焚き火、夜空のきらめきが少しずつ形になっていく様子をご紹介します。

Finished embroidery of three mice and marshmallows gathered around a campfire in an embroidery hoop

濃紺の生地に、淡い毛色のマウスたちを刺繍しました。中央の焚き火や木の枝、夜空にはスパンコールやビーズ、金糸を重ねています。

はじめからすべてを決めるのではなく、刺し進めながら色や素材の置き方を考え、少しずつ夜の景色を作っていきました。

1. イメージを下書きにまとめる

Initial sketch of mice, marshmallows, a campfire, and plants for the embroidery

思い浮かんだイメージを、まずは紙の上にまとめていきます。

この段階では、まだイメージがはっきりしていない部分を無理に決めず、そのまま残しておきました。

2. マウスと木の枝を刺し始める

Embroidery in progress with mice and branches stitched on navy fabric and sequins placed loosely on top

少しずつ、マウスたちの姿ができてきました。

木の枝には、カラフルな電球に見立てたスパンコールを付けてみようかな、と考えているところです。

3. 焚き火の表現を考える

Embroidery in progress with sequins loosely arranged to explore the shape of the campfire

焚き火をどのように表そうか考えながら、中央にスパンコールを仮置きして配置を探ります。

色や大きさの異なるスパンコールを重ね、炎の形を少しずつ組み立てていきました。

4. 枝に濃淡を加える

Embroidery in progress with light and dark brown threads adding depth to the branches

枝を一色で刺すと平坦に見えたため、濃い部分と薄い部分を作り、立体感を加えていきます。

周囲の小枝にも色の変化を付け、画面全体の奥行きを整えているところです。

5. 全体のバランスを整える

Embroidery in progress while adjusting the campfire sequins and considering the branches held by a mouse

焚き火に使うスパンコールの位置も、だいぶ決まってきました。

マウスが抱えている枝をどう仕上げるか考えながら、全体のバランスを見て調整を続けます。

Final Step

マウスたち、マシュマロ、焚き火、木の枝を刺し終え、夜空にビーズと金糸のきらめきを散りばめたら完成です。

下書きでは決めきらずに残していた部分も、糸やスパンコールを置きながら少しずつ形になりました。

Finished embroidery of three mice and marshmallows gathered around a campfire in an embroidery hoop
Embroidered campfire made with layered sequins, beads, and colorful threads

炎には色と大きさの異なるスパンコールやビーズを重ね、揺れる光を表現しました。

Embroidered night sky made with tiny beads, fine gold thread, and sequins

小さなビーズと細い金糸で作った、きらめく星空。

Embroidered mouse holding a bundle of branches in both arms

両腕で枝を抱えるマウス。毛並みと枝の濃淡を細かく重ねています。

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Harbour City × Mayuka Morimoto“Blooming Bunny Year” Embroidery Project

Blooming Bunny Year Lai See pouch created for Harbour City

2023年、香港の大型ショッピングモールHarbour Cityより、旧正月プロジェクト「Blooming Bunny Year」のため6種類の刺繍作品制作のご依頼をいただきました。

うさぎと花をテーマにした刺繍デザインは、限定版のLai See Packets(紅包袋)に採用されました。また、原画作品はHarbour City館内の「New Year Wishing Pond」展示でも紹介されました。

Harbour City公式サイトで「Blooming Bunny Year」を見る

6種類の刺繍デザインは、丸い形のLai See Packets(紅包袋)へと展開されました。エンボス加工と箔押しによって、原作のステッチが持つ盛り上がりや立体感がリアルに再現されています。

持ち手をうさぎの耳のように結べる布製ポーチも、紅包袋とあわせて制作されました。自分の刺繍が、手に取り、開き、誰かと分かち合えるものへ生まれ変わったことは、このプロジェクトのなかでも特に心に残る出来事となりました。

動画では、円形の紅包袋がどのように開くのか、そしてデザインの細部が動きの中でどのように見えるのかをご覧いただけます。

Round Lai See Packet featuring Mayuka Morimoto’s rabbit embroidery
Embossed details on a Blooming Bunny Year Lai See Packet
Large rabbit embroidery decoration displayed at Harbour City

刺繍を大きな空間へ広げる

うさぎをあしらったデザインは、会場の季節装飾としても大きく展開されました。刺繍イメージは、Angelababyさんや財神爺(Choi San)とともに、Harbour Cityの旧正月ディスプレイの一部として展示されました。

Harbour City Instagram

Harbour City Lunar New Year display featuring the embroidered rabbit artwork
Rabbit Ears Knot Double-Sided Lai See Pouch
Blooming Bunny Year Lai See Packet design

刺繍作品からプロダクトへ

この制作は、まず刺繍作品としてそれぞれのデザインを制作し、その後、印刷や商品デザインへ展開されました。うさぎ、花、色彩、刺繍の質感が持つ魅力が紅包袋にも残るよう、デザインのなかに丁寧に落とし込まれています。

制作プロセスを通じて、作品はそれぞれがひとつの新しい命を得ました。小さな刺繍作品が旧正月の文化の一部となり、人から人への架け橋となったのです。

観察ノート

刺繍作品は、細かな作業から生み出されるとても小さな存在です。一つひとつのステッチは静かに時間をかけて生まれ、作り手の手元や、それを見る人々に寄り添っています。

しかし、このプロジェクトは刺繍が持つ別の可能性を見せてくれました。刺繍のうさぎたちは大きな商業空間へ入り、商品、季節の装飾、訪れる人々、そして共有される記憶をつなぐ存在となっていったのです。

刺繍は空間を飾るだけではなく、手仕事ならではの柔らかさや温度感が、人々に足を止め、じっくり見るきっかけを生み出しました。

手仕事の作品から、共有される体験へ

今回の刺繍作品は、いくつものかたちを経て広がっていきました。

作品 → プロダクト → 空間 → 人々

この流れを通じて、糸から生まれた一つの作品は、より大きな体験の一部になりました。このプロジェクトは、手仕事ならではの温かさを保ちながら、思いがけない場所でたくさんの人々に届けることができる、その可能性を示す一例となったのです。

Blooming Bunny Year pouch with rabbit-ear handles
Original rabbit embroidery created for Harbour City
Detail of the double-sided Lai See pouch

展示詳細

刺繍作品の原画は、Harbour CityのOcean Terminalで開催された「New Year Wishing Pond」インスタレーションの一部として展示されました。

期間:2023年1月9日〜27日
時間:午前10時〜午後10時
会場:Harbour City、Ocean Terminal 2階入口

森本繭香について

北海道を拠点に活動する日本の刺繍作家。動物や自然から着想を得て、糸を使い、生きものの質感、動き、空気感を表現している。

作品は、日本国内外の書籍、雑誌、商業プロジェクト、展示などで紹介されている。刺繍を通して、手仕事のアートが温かさやつながり、そして小さな喜びの瞬間をどのように生み出せるのかを探求し続けている。

Original floral rabbit embroidery artwork
Finished Lai See Packet based on the embroidery artwork
Completed Blooming Bunny Year Lai See pouch
category:,

Embroidery Demonstration at PRADA, Daimaru Sapporo

はむさん(森本)

みなさん、こんにちは!

6/19-20日、PRADA 大丸札幌店 店頭イベントにて刺繍デモンストレーションを担当しました。

かなり緊張しましたが、とりあえず終わってホッとしています🪡દᵕ̈૩

PRADAにご来店のお客様向けに、今回のコレクションの図案を取り入れた刺繍カード作りをデモンストレーションしました 🪡દᵕ̈૩

Embroidered cards inspired by motifs from the PRADA collection and the tools used to create them
はむさん(森本)

いつもの相棒、うさぎのはさみも連れていきました ˃ᴗ˂

Rabbit scissors and embroidered cards created for the event

A Rabbit in Bubble Light

絹糸をつかって、ちょっとリアル寄りのしあがりにしたいな、と思いながら作り始めた
うさぎ刺繍の制作途中をまとめてみました。

シャボン玉のようなボールをスパンコールで表現しよう、という目標もあり、
その部分も楽しみのひとつ。無事に完成することができました🫧🫧✨✨

SNSで進捗を投稿しています

Proguress of embroidery

11/6

いよいよ刺繍のスタート。

リアルにしたいので、ちょっと大きめの図案にしました。

周囲のシャボン玉?みたいなまるの部分も作るのがたのしみ…!

11/7

1日でだいぶ進みました。
最近つくりたい、と思ったものがすんなりできるようになった…✌︎ ˘ᵕ˘ ✌︎

以前はうまくいかず、試行錯誤して大変だったのを思い出します˙ᵕ˙💥

目はジルコニアをいれてみることに。きらぴかです!!

2/24

少し間が空いてしまいましたが、久しぶりに作業の続きを開始 દᵕ̈૩!!

ボディーはほぼ完成。
やっとスパンコールが届いたので、シャボン玉のようなボールの部分を刺繍。

初めての表現スタイルで、今回一番楽しみにしていたところ。

最後の足の部分を刺繍しているところ。 あともう少し…!

レッスンや書籍で紹介しているように、アウトラインステッチで線を引きながら毛並みを入れています。

ボール部分がスパンコールだけだとぼやけた印象になるので、金糸銀糸で縁取ることにしました。
これを入れることで、イメージ通りの仕上がりになったのでほっと一安心。

F i n i s h!!

11月から作業を始めて、途中スパンコール探しで作業を中断していた時期もありましたが、無事に完成しました🙌

What remains here is not only a finished rabbit.

Also stitched into the cloth are the hours of trial, and the quiet search for where the light should rest.

And what appeared in the end was a small scene—

holding both a gentle sense of life and light that drifts like bubbles.

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Jumping Hare & Squirrel

最近、X(Twitter時代)の画像を整理していたら、トビウサギとリスの制作途中の画像が見つかりました。

Design Details

ウサギとリスが思い切りジャンプしている、ちょっと懐かしい作品です。
周囲の植物の配置もお気に入り。

図案付きで、書籍にも掲載になっています。

(草花と動物たちの刺繡ガーデン 収録)
Two embroidered clasp boxes: squirrel with wild strawberries and a jumping hare with flowers

Progress of embroidery

Hare body in progress in an embroidery hoop, with embroidery scissors

初めはこのような感じから。
うさぎのボディーができあがってきました。

うさぎをあしらった糸切りばさみと一緒に、記念撮影。

Progress shot with embroidered flowers and leaves, with thread color notes

周囲の装飾が出来上がってきました。お尻の辺りをやり直ししたり、試行錯誤しながら前進。

色番号をメモしつつ、できるだけ色数を少なくできるように工夫しながら進めているところ。

 Squirrel embroidery in progress with beaded berries added early to check balance

リスバージョンの制作。

ビーズのベリーを印象的にしたかったので、最初の段階から入れて周囲とのバランを見ながら進めています。

Finished hare-and-flower embroidery sized to fit an oval frame

刺繍の方はこれで完成。
楕円のフレームとぴったりサイズです。

Close-up of the hare embroidery showing the direction of the fur stitches

アップで見ると、毛並みの流れがよくわかります。

Assembling the embroidered fabric into a clasp box, with ribbon for edge trim

出来上がった刺繍布を、ボックスに仕立てているところ。
後ろにあるリボンは、縁の装飾に使ってます。

Finished hare clasp box paired with its drawstring storage pouch

ボックスの完成。
専用の布袋とセットにして。

Two finished embroidered boxes: hare version and squirrel version
Squirrel embroidered clasp box opened to show the inside

リスのボックスもできました。開くと、こんなかんじに。

Book feature page: “Jumping hare” (Spring) design
Book feature: hare embroidery arranged on a drawstring pouch
Book feature: squirrel embroidery arranged on a clasp pouch
Book feature page: “Got a wild strawberry” (Summer) design

書籍に掲載されたもの。うさぎはきんちゃくにアレンジしています。

(草花と動物たちの刺繡ガーデン 収録)
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Crow’s junk journal

Design details

I started this piece wanting to capture a black crow proudly holding something in its beak.
The crow was embroidered in a slightly bluish dark tone, using gentle color gradation.

The finished embroidery was turned into a mini file.
Its slightly dark atmosphere feels distinctive, and I find myself wondering what to keep inside.

The sparkling effect was created using many beads and sequins.
Framed zirconia stones were also added, giving a strong and clear shine.

Thread used: DMC embroidery floss No.25

It may take a moment for the video to load.

Please wait until the frame appears.

Progress of embroidery

① At the illustration stage, I initially planned a simple design with added branches.

As I continued, the branches felt a little too quiet, so I changed the design to a sparkling lamp.

② The crow’s face gradually took shape.

I continued while carefully checking the dark blue color gradation.

③ At this point, the overall image of the piece becomes much clearer.

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